狭い空間で長期間過ごした宇宙飛行士 自主隔離生活を乗り切る秘訣を明かす

© 写真 : NASA 宇宙飛行士
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地球外で活動する宇宙飛行士は、その仕事柄、長期間にわたって非常に狭い施設での生活を送っている。その宇宙飛行士らが、今新型コロナウイルスの蔓延を遅らせ、医療システムを崩壊させないために自宅での隔離生活を求められている人たちに、自らの体験を生かしたアドバイスを提供している。米ビジネスインサイダーが報じた。

本を読む

国際宇宙ステーション(ISS)に約1年滞在したスコット・ケリー氏は、その生活が「簡単ではなかった」と心情を吐露したが、生活する上で重要なのは「楽しい時間を作ること。そして仕事やその環境から抜け出せるものが必要だ」と語っている。ケリー氏はISSに娯楽のための本を持ち込んでいた。

「本を読むことで得られる静けさと吸収力は、スマートフォンの通知や、新しい検索タブを開く誘惑に惑わされません。本を読むという行為には変え難いものがあります。」


効果的なコミュニケーションを取る

宇宙飛行士のペギー・ウィットソン氏やアン・マクレーン氏は、効果的で、良質なコミュニケーションを取る必要があると述べている。これは、集団生活のトラブルを避けるため、そしてそのトラブルを解決するためだ。マクラーレン氏によると、何か問題が起きた時には、積極的に話を聞き、その対立軸を特定し、議論し、解決に向けて努力することが重要だという。

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マクラーレン氏は「行動を起こす前に自分の意図を話しましょう。適切な言葉を使って伝えてください。何かが正しくない時には話しましょう。質問もする。そして問題提起だけでなく、解決策も提供するのです」と述べている。


怖がらない

クリス・ハドフィールドは宇宙で生産的な生活を送るように気をつけていたのは、むやみに「怖がらない」。自分が直面するリスクを理解するのに役立つ、信頼できる情報源を探すことだと述べている。


これを機に新しいことにチャレンジ

ウイットソン氏は、この隔離生活によって時間が得られることもあると述べた。

「最近の私たちは忙しい生活を送っています。時間が得られたのなら、あなたは何をするでしょうか?私はこれをしてみたいと思っていたけど、する時間がなかった。そんなことはありませんか?頭の片隅に置いていたものを今思い出してみてください」


新型コロナウイルス

中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。

専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスCOVID-19が疾患の原因と判断した。

中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。

世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。

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