フランスでは3月17日以来、全土で2週間にわたり国民の移動を厳しく制限している。この検疫規制に違反した場合、135ユーロの罰金が科される。
事件は24日に北部オワーズ県ボーヴェ郡で起こった。検疫違反者に関する通報を受けて警察が現場に駆け付け、違反者に外出許可書の提示を求めたところ、男らはものを投げつけるなどして抵抗を始めた。すると、違反者の一人が投げつけたレンガが女性警官(21歳)の頭部に直撃し、女性はすぐに病院に搬送された。
警官は違反者のうち2人を拘束したが、ケガを負わせた違反者は現在、逃走を続けている。
フランス国内の新型コロナウイルス感染者は25日時点で2万5233人に達し、そのうち1331人の死亡が確認されている。