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新型コロナウイルス
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血漿中にコロナの抗体 ロシアが完治した人からのドナー輸血を試験的に開始

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ロシアの医師らは新型コロナウイルスCOVID-19の感染者にすでに完治した人の血液から採取された血漿を輸血するプロセスを開始した。モスクワ市のアナスタシア。ラコヴァ副市長・社会発展問題担当が明らかにした。献血キャンペーンは今週からトルコでも開始されている。

ラコヴァ副市長によれば、同様の調査はすでに中国、ドイツ、米国で行われ、効果を上げており、ロシアもそれに準じて開始した。

コロナウイルスに感染した人から血漿を採取し、新たな感染者に輸血するというのは、こうした血漿の中にはコロナウイルスへの抗体が存在することから取られる方法。こうした血漿は治療に効果をもたらす可能性がある。

コロナウイルス治療を目的とした血漿の輸血技術は、コロナウイルス感染対策臨床委員会で承認された。血漿のドナーとなると、健康状態のほか、他の患者の治療にどれほどの効力を発揮するのかを知るために免疫反応も調べられる。

ロシアで最初のドナーとなったのは11人の元患者。採取された血漿は重症な感染者を優先に7人に輸血された。

先週、4月3日、トルコもコロナウイルス感染への抗体を持つ血漿を使って、同様のスキームでの治療を1週間後に開始することを明らかにしていた。赤十字社の発表によれば、血漿ドナーとなるためには完治し、退院してから14日が経過しなければならない。

この方法は中国ではすでに2月の段階でテストされており、重症者の治療に効果を発揮することが確認されている。

ロシアのコロナウイルス状況

ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、感染者の2人はいずれも中国籍だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。

その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる非常事態宣言はまだ発令されていない。

© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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