4月17日、ユニセフのヘンリエッタ・フォア事務局長は世界の停戦を求める声明文を発表。同事務局長によると、紛争が続く間は当事者は新型コロナウイルス感染症COVID-19を克服することができないという。世界で2500万以上の子どもが紛争地域で暮らしており、児童をウイルス蔓延から守る必要があると訴えた。
フォア事務局長は、停戦により健康センターや上下水道などの必要なインフラへの攻撃が避けられると指摘。特に脆弱な社会層が医療を受けられるようになり、それこそがコロナウイルス感染対策の重要なファクターとなると強調した。
同事務局長によると、すでに11ヶ国が停戦に合意し、よい兆候がみられるという。
ユニセフでは残る紛争地域にも合意と停戦を呼びかけている。また、紛争当事者は国民が必要な支援を受ける権利を侵害してはならないと改めて指摘した。
現在、世界では220万人以上がコロナウイルスに感染し、15万4000人以上の死亡が確認されている。
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