トランプ氏、対イラン軍事制限決議案に拒否権発動 「侮辱的な決議案」

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ドナルド・トランプ米大統領は6日、対イラン軍事行動を一時的に制限する決議案に拒否権を行使した。ロイター通信がホワイトハウスの発表をもとに伝えた。

決議案は米大統領がイランに対し軍事行動を取ることを30日間にわたって禁止するとともに、行動を取る際に議会の承認を義務付ける内容。

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トランプ氏は「これは民主党が共和党を分裂させ、11月3日の選挙に勝つための戦略の一環として提出した非常に侮辱的な決議案だ」と強調したうえ、「賛成した数少ない共和党員は民主党の術中に陥った」とも指摘した。

米上院は2月13日、この決議案を賛成55、反対45で可決した。決議で与党・共和党からは8人の造反者が出た。米下院は3月にこの決議案を可決した。

米上院は7日に拒否権を覆すための採決を行う見通し。

米国とイランの関係はイランのソレイマニ司令官が米軍によりイラクで殺害され、地域情勢の緊張が激化した後、著しく悪化している。

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