加藤厚生労働大臣が12日朝の会見で明らかにした。「レムデシビル」は米ギリアド・サイエンシズ社が開発したエボラ出血熱の治療薬。新型コロナ感染症の治療薬として今月7日に特例承認され、11日から配送が始まり、すでに一部の医療機関に到着したという。
人工呼吸器などをつけている重症患者を対象としており、供給量については加藤厚労相は「企業側から公表しないことを前提に供給を受けた」と述べ、明らかにしなかった。
また感染の有無を15分程度で確認できる「抗原検査」キットは13日に承認されるという。唾液を使ったPCR検査についても、国立感染症研究所が精度を確認中であり、従来の鼻の奥から粘液を採取するのに比べ、患者や医療従事者の負担が軽減されるため、精度が確認され次第、厚労省は速やかに活用する考えだという。
© Sputnik / Savitskaya Kristina医療用マスク:使用説明書
医療用マスク:使用説明書
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