「地球の大部分の海面の温度が平均より暖かいことにより、特に熱帯の経度と北半球の大部分の大地で気温上昇が生じることが予想される」。同機関の専門家によれば、「世界的な温暖化」がこうした問題を引き起こす。
WMOは、通常、温暖化の原因となるエルニーニョ現象は5月と6月の平均気温の範囲内となると指摘する。それにも関わらず、「地上の平均気温はほぼ記録的な水準に達しようとしている」。
WMOの予想発表に関連し、同機関のペッテリ・ターラス事務局長は、現在「無害」であるエルニーニョ現象の気温でさえ、5月と6月は昨年より上回ると予想する。大気と海面の温度、また海洋の温度も気候変動の影響から上昇し、それがサイクロンや豪雨といった異常気象に強い影響を与えると、同事務局長は指摘した。
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