OPEC加盟国の石油担当相は6日、オンラインで会合を開き、OPECプラス(OPEC加盟国と非加盟の主要産油国)の合意の初期段階の結果や、各国による合意事項の実施、減産合意の今後の行方などについて協議している。
この後、OPECプラス閣僚級会合も開かれる。
原油価格の下落
原油価格は3月頭に崩壊。 その原因となったのはコロナウイルス蔓延による世界危機、そしてOPECプラスの減産交渉の決裂だった。新たな協調減産には23 ヶ国が同意し、4月12日、合意締結の運びとなった。
新たな減産合意にこぎつけたものの、 原油価格は高い水準で安定できないでいる。専門家はこれを、 減産量が期待を下回ったこと、 市場から過剰分を取り除くことができなかったためと見ている。 依然として需要は少ないため貯蔵施設はほぼ限界状態のままだ。