中国で唯一、最高の感染リスクに指定されたのは北京市最大の食品卸売市場「新発地」のあるフエタイ地区のフアシャン街。
食品卸売市場「新発地」は北京全体の食料供給をまかなってきた。市場はひっきりなしに多くの人出でにぎわっているために感染ゾーンは近隣の地区で収まらず、市内全体に広がってしまった。
北京では6月6日、大規模なイベントの実施が許可され、検温、マスク着用、市外に出る際の通行登録の義務が撤廃された。ところが5日後の11日にはすでにコロナウイルスの新たな感染例が確認された。
集団感染が発生した新発地市場では、輸入シャケを切るまな板の上からコロナウイルスが発見され、その後、戒厳令が発動された。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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