スウェーデン国教会の聖職者は現時点で聖職者の資格を得て、これから職務に就こうという人を含めれば50.1%が女性となった。
グレンホルム書記は英ガーディアン紙からの取材に対して、「歴史的な観点からすれば女性の数の凌駕は予想よりも早く起きた」と語った。1990年の時点で聖職者の半数を女性が占めるようになるには2090年を待たねばならないと予測されていた。
スウェーデン国教会では女性聖職者の給与は男性よりも2200クローネ(およそ215ユーロ)低い。にもかかわらず女性の数は男性より多い。スウェーデン国教会では2013年10月に国教会史上初の女性の首席大監督が誕生している。アンシェ・ヤケレンさんはウプサラ大監督に選出された。
スウェーデン国教会が今まで男性に限定されてきた聖職者の職を女性にも許可したのは1958年。そのわずか2年後の1960年にはすでに3人の女性聖職者が誕生している。