火星の大気圏で生命体の証となりうる存在が発見

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欧州火星探査衛星トレース・ガス・オービター(TGO)に積載されたロシアの分光複合体「ACS」が、火星に炭素ガスとオゾンを吸収する線の存在を明らかにした。この線は今まで地球からも宇宙からも一度も確認されたことはない。こうした線は火星の大気圏にメタンが存在する可能性を示唆するものとして注目されている。調査結果は天文学と天文物理学誌に掲載されている。

調査は火星の公転周期を追って、平均の波長2.3から4.2マイクロメートルの赤外光で分析が行われた。この結果、炭素ガスオゾンの痕跡が発見された。

炭素ガスとオゾンが見つかったのは赤外光の波長の中でも学者らがメタンが存在すると予測していたゾーンで、学者らはこれはメタンの存在もありうることを示していると指摘している。

メタンは、火星に生命体の存在がありうることを証拠づける主要なバイオメーカーに数えられることから、学者らは火星の大気圏でまずメタンの痕跡を探していた。

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