トランプ大統領は、このアプリをマイクロソフト社または他社が買収しない場合、9月15日にTikTokは「ビジネスから撤退」することになると述べた。
同大統領は、マイクロソフト社とこの問題で検討を行い、ByteDance(バイトダンス)が現在所有するTikTokの一部でなく企業全体を買収することを要請したと強調した。
以前、マイクロソフト社は、9月15日までにTikTokの買収に関する交渉を終了する予定であると発表していた。
米国でのテックトック禁止の動き
テックトックは、中国のバイトダンスが運営する短編動画投稿・視聴アプリ。マイク・ポンペオ米国務長官は7月上旬、米国で同アプリの使用を禁止する可能性があると発表し、米国民は「個人情報が中国共産党員の手に渡らないように」テックトックを慎重に使うべきだと述べていた。
その後の7月31日、トランプ大統領も米国での同アプリの使用を禁止する意向を表明。さらにニューヨーク・タイムズは同日、マイクロソフトがテックトックの株式購入に興味を示していると報じた。
しかし、ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、トランプ大統領が両社の合意に反対を表明したため、買収交渉は中断されたと伝えていた。