米国、欧州、日本、8月に商用原油備蓄量を計3000万バレル超削減

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国際エネルギー機関(IEA)の9月の報告書によると、米国、欧州、日本は8月に商用原油備蓄量を合わせて3000万バレル超削減した。なお、依然として5年間の平均を上回っているという。

米国では商用原油備蓄量が1930万バレル減少した。通常は900万バレルの減少。なお、米国の石油製品の備蓄は130万バレル増加した。

欧州の原油備蓄はスカンジナビア諸国(560万バレル減)をはじめに980万バレル減少し、石油製品の備蓄は160万バレル増加した。日本の原油備蓄は160万バレル減少したが、石油製品の備蓄は630万バレル増加した。 

一方、経済協力開発機構(OECD)の商用原油備蓄は1350万バレル増加して32億2500万バレルに達した。現時点で昨年の水準を3億3500万バレル上回っている。

先にブルームバーグ通信は、イラク当局が10月から米国、欧州、アジア市場向けの原油価格を引き下げることを決定し、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成するOPECプラスの減産合意にとって新たな打撃となったと報じた。

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