パンデミックにより9ヵ国首脳がイグノーベル賞を受賞 「医学より人の生死に影響を与えた」

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2020年で30回目となるイグノーベル賞のオンライン授賞式が17日に米国で開催された。医学教育部門では、ロシア、米国、ベラルーシ、ブラジル、英国、インド、メキシコ、トルコ、トルクメニスタンの首脳らがイグノーベル賞に輝いた。

イグノーベル賞は人々を笑わせ、そして考えさせる業績に対して与えられるもので、ノーベル賞のパロディーとして毎年注目を集めている。

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イグノーベル賞運営委員会によれば、これら9カ国の首脳らは「COVID-19のパンデミックを通し、学者や医師らと比べて政治家のほうが生と死により大きな影響を与えることを世界に提示した」ことが評価されたという。

ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は2013年に続いて二度目の受賞となった。2013年、ルカシェンコ大統領は法律により公共の場で拍手することを禁じたが、この法律によりベラルーシ警察は片腕しかない男性が拍手したとして、法律違反により逮捕した。これが「評価」され、ルカシェンコ大統領はイグノーベル賞に輝いた。

イグノーベル賞はユーモア雑誌「ありそうもない研究年報」(The Annals of Improbable Research)によって1991年に創設された。「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」が受賞の対象となっている。例年、ノーベル賞受賞者によってトロフィーが贈られるが、今年は新型コロナウイルスのパンデミックにより授賞式はオンラインで執り行われた。

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