グレコさんは23日、南東部ラマチュエル市の自宅で家族に見守られながら他界した。
グレコさんは1927年、南部のモンペリエに生まれた。第2次世界大戦中には対独レジスタンスの活動に関与して警察に逮捕されたが、未成年だったことから釈放された。
パリ・セーヌ川の左岸で知り合った実存主義の哲学者サルトルに勧められて歌手を志し、戦後の音楽界で一躍有名になった。
Sous le ciel de Paris s'envole Juliette Greco 😢pic.twitter.com/cFeGvREW7A
— Claire Underwood (@ParisPasRose) September 23, 2020
作家のカミュや哲学者メルロポンティらとも交流。
. "I am different,"”I was born liberated and scandalous. I am not vain I am proud, and yes I have the right to have a body."
— La femme merveilleuse invisible (@larwoolf) September 23, 2020
The woman who was not afraid to live her life in the way she wanted. "Je suis une femme debout," she says. "I don't lose my dignity."#juliettegreco RIP pic.twitter.com/3lUfOc7Zjc
映画でもグレコさんは幅広く活躍し、『恋多き女』、『日はまた昇る』、『悲しみよこんにちは』など、多数の名作に出演した。
パリのアンヌ・イダルゴ市長はツイッターへの投稿で「サンジェルマン・デ・プレのミューズ(芸術の神)であり、パリの象徴だった」と記し、故人の死を悼んだ。
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