詐欺被害にあった女性は仮想通貨資産のハイリターン運用をうたう広告をインターネット上で見つけた。女性がリンクを開けたところ、トレーダーを名乗る男から連絡が入った。男はこの女性に、リモートコントロール用のアプリをスマートフォンにダウンロードするよう熱心に勧めたという。
その後、この男は女性に仮想通貨取引所への登録を説得し、口座振り込みへ誘導した。女性は同意し、資金を言われた口座に振り込んだが、その先、男からの連絡が途絶えたという。通報を受けた治安維持機関は「詐欺罪」の刑事事件として立件し、捜査を開始した。
ロシアには5月にもヴェリーキー・ノブゴロドで2人の市民が同様の手口にひっかかり、100万ルーブル(およそ135万円)をだまし取られる事件が発生している。両者ともハイリターンを約束されて、仮想通貨の購入の勧めに乗った。事件は刑事法第19条の詐欺罪として立件されている。