同社の情報では、このタイプの小麦の利点としては干ばつに対する安定性と高い収穫高(通常の小麦の20%増し)が上げられる。
同社は、これまで遺伝子組み換え小麦は販売されたことがないことから、アルゼンチン産穀物の主たる輸入先であるブラジルは輸入を禁じていることを明らかにした。また、ウルグアイやパラグアイ、ボリビアと小麦の供給について、ロシアやオーストラリア、一連のアジアやアフリカ諸国と協力に関する計画の交渉が予定される。
小麦の他にもアルゼンチンは同様に遺伝子組み換えとうもろこしや大豆の生産を行っている。遺伝子組み換え生物の反対者らは、こうした植物は人間の健康上においても、自然界にとっても危険であると指摘する。しかし、最近、イタリアの研究者らは遺伝子組み換え食品は人間に有益であることを証明している。
関連ニュース