2019年11月、ロンドン橋でウスマン・ハーン容疑者(28)がナイフで人々を襲い、2名が死亡し3名が負傷するという惨事が起きた。ハーン容疑者は通行人数名により抑えられ、そのうちの1人が消防士殺害の罪で服役中のスティーブン・ガレンだった。その日は受刑者更生プログラムに参加するため外出許可を得ていた。
同紙によると、エリザベス女王は政府の助言に基づき恩赦特権を行使したという。英国法務省は、ガレン受刑者による命の危険を顧みず人々を救った「極めて勇敢な行動」を評価し今回の決定が下されたと説明している。ガレン受刑者に殺害された消防士の家族もこの決定を支持。被害者の息子は「ロンドン橋の一件で、人は変われるということが証明された」と語っている。
この決定によりスティーブン・ガレン受刑者は2021年6月に仮釈放申請を提出できることになる。
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