実際、その絵は13日に英ノッティンガム市の路上にすでに出現していたが、これがバンクシー作品かどうかは確証がなかった。念のために保護スクリーンで覆うという処理がされた。バンクシー氏がインスタで発表したため、作者についてはこれで疑問は解消したことになる。
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今回バンクシーは建物の壁に、自転車の後輪でフラフープ遊びをする少女、その横には後輪が外れた自転車を描いた。
バンクシーの最近のアートはコロナウイルス感染拡大をテーマにしたものがほとんどだったが、今回はどのような意味が込められているのか意見は分かれている。
バンクシーアートを研究するポール・ゴフ教授は「もしかしたら、我々は困難な時代に生きているが、最大限に喜びを得よう、壊れたものを楽しもう、というメッセージかもしれない」と語る。
ノッティンガム市議会広報担当者は、この絵を英国作家アラン・シリトーの「土曜の夜、日曜の朝」へのオマージュだと考えている。同小説の主人公はノッティンガムの自転車工場で働いているからだ。
バンクシーの新作を見にやってきた人々は、この絵を「コロナ禍のわずかな前向きな楽しみ」と評している。