火災で大損傷の米強襲揚陸艦 退役が決定

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米海軍は、今夏の火災で大きな被害を受けた強襲揚陸艦ボノム・リシャールの退役を発表した。11月30日、米海軍のプレスリリースで明らかにされた。

「入念な検討の結果、海軍は7月の火災で受けた著しい損傷からUSSボノム・リシャールの退役を決定した。」

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米軍部の試算では、ボノム・リシャールの修理には5年から7年の歳月と30億ドル超の費用がかかる。このことから米海軍は修理は目的にかなわないと判断を下した。米海軍のプレスリリースでは、同艦を強襲揚陸艦としてではなく、別の目的の船へと作り替える案も検討されたものの、費用の面から割に合わないと判断され、却下されたことが明らかにされている。

ボノム・リシャールは乗組員1108人の強襲揚陸艦。今年7月12日にカリフォルニア州サンディエゴ市の米海軍港に停泊中に出火し、4日後の7月16日にようやく消火作業が終了した。火災で60人を超す負傷者が出た。7月17日、火災の原因究明作業が開始されたが、米海軍が11月30日に発表した時点でも未だに解明されておらず、作業は続けられていることのみが明らかにされている。ただし8月末のAP通信の消息筋情報では、放火の疑いがあげられていた。

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