米救急医療システムは保健省への書簡で、「911」コールに即応するおよそ6万か所の各救急ステーションに4万3500ドル(455万円)を割り当てたと計算して、救急医療サービスの職員らには総額26億2000万ドル(2740億5500万円)が必要と訴え、追加支援が行われない場合、救急医療システム自体の崩壊も否めないと強調している。
NBC ニュースによれば、米保健省には以前も米国救急協会からこれに類似した要請が入っていたものの、今年4月に3億5000万ドル(366億円)の支払いが1度行われたほかは、一切の支払いは行われていない。この1度きりの支援も、ニューヨークの救急サービスの職員、ヘナン・コーエン氏の話では、保健分野の他の省庁期間らが提供した資金の本の一部でしかない。救急サービス側はこの間、ますます士気が落ち、感情的に苦しい状況をかこっていると話している。
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