日本ファイザー代表取締役の原田明久社長は、このように述べている。
日本をはじめ世界各国でCOVID-19は増加し続けており、安全で有効なワクチンをお届けするための私たちの取り組みは、各国の規制当局と連携しながらこれまでにないスピードで進んでいます。このたびの製造販売承認申請は科学的に厳格で高い倫理に基づく研究開発から得られたデータに基づいており、承認が得られた際は、速やかに日本の皆様にもワクチンをお届けし、社会生活正常化の一助として貢献してまいりたいと思います。
日本で新型コロナウイルスのワクチンの承認申請が行われるのは、ファイザーが初となる。
2日、衆議院本会議で、新型コロナウイルスワクチンの接種費用を無料とすることなどを盛り込んだ改正予防接種法が可決された。厚生労働省は2021年3月までの接種開始を目指しているが、国内のデータも踏まえて有効性や安全性を審査した上で承認するかどうかを判断する見通しだという。
また、11日、厚生労働省は英アストラゼネカ、米ファイザー、米モデルナと、新型コロナウイルスワクチンの供給を受ける契約を結んだ。
日本でのコロナウイルス感染拡大の状況は、11月初旬から悪化している。感染者数の合計は18万5400人を超え、2600人以上が死亡した。
16日には、日本の大手製薬会社「塩野義製薬」が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を開始したと発表した。
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