新対艦誘導弾は防衛装備庁が2018年から研究をはじめ、今年度までに計105億円の関連予算を計上。2022年度までに試作品を開発し、同年度中に性能試験を行う計画という。
射程は約2千キロで、日本からの地上発射でも中国や北朝鮮が射程に入る。ステルス能力や高機動性も追求するという。地上発射に加え、艦船や航空機からの発射も可能にする。
12式地対艦誘導弾は、今月18日の閣議で射程の延伸が決定した。当面は従来の約200キロから900キロ、最終的に1500キロに延ばすという。
これらが実現すれば射程1600キロ以上とされる米国の巡航ミサイル「トマホーク」にも匹敵する。長射程ミサイルの導入について日本政府は「自衛隊員の安全を確保しながら相手の攻撃を効果的に阻止する」と説明。主に島嶼(とうしょ)防衛を想定していることが明らかだ。
南西諸島に配備した場合、1500キロで平壌を、2000キロで北京をほぼ射程に収める。
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