福島原発 格納容器の蓋に「極めて深刻」な高濃度汚染 廃炉工程の見直しの可能性

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福島第一原発の2号機、3号機でシールドプラグが極めて高濃度に汚染されていることが原子力規制委員会の調査で判明した。朝日新聞のデジタル版が報じた。

朝日新聞の報道によれば、極めて高濃度の汚染が発覚したのはシールドプラグとよばれる、原子炉格納容器の真上にある、直径12メートル、厚さ60センチの円板状の鉄筋コンクリート。普段は炉心からの放射線を遮る役割を果たしているが、格納容器内にアクセスする際には出入口として外される。

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東京電力の調査で2号機、3号機のシールドプラグ付近の線量が異常に高い数値を示していたことから、規制委員会が汚染実態の再調査に入っていた。その結果、3枚重ねの一番上と真ん中の板の間付近にあると推定されるセシウム137の量は、2号機で約20~40ペタベクレル、3号機で約30ペタベクレルに達していることがわかった。規制委員会はこの結果を「極めて深刻」とみなし、この部分を動かすのは難しいと判断。これにより廃炉工程の見直しが迫られる可能性が出てきた。

NHKの報道によれば、東京電力は30日、福島第一原発のタービン建屋などにたまった冷却用の高濃度の汚染水の水抜き作業が年内目標を達成したと発表している。

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