議長国の英国が発表した声明によると、G7サミットでは新型コロナウイルス対策や気候変動、自由貿易、技術開発と科学的発見の国際的な共有といった問題について協議が行われる。
G7サミットは対面で開催される見通しで、実現すれば2年ぶり。また、ジョー・バイデン次期大統領にとっては最初の国際的な大舞台となる。英国政府の発表では、「世界をリードする民主主義国家が結集する」と記されており、中国に対抗するねらいがある模様。参加する10ヵ国だけで世界中の民主主義国に生きる人口の6割を超える。
英国のジョンソン首相はこのサミットで、「コロナ後の世界回復と、より環境に優しい未来の保証に向けて世界の民主主義国家を結集する」ことを目的としているとコメントした。サミットでは、発展途上国に対する軽減税率の導入に加え、ロシアによるクリミア編入への国際的な圧力の導入なども検討される見通し。
開催地として指定されているカービス・ベイは英国の保養地として知られている。