新たに発見された生物は「Nullarbora heptaxia」「Abyssocladia oxyasters」「Lycopodina hystrix」と呼ばれ、グレートオーストラリア湾の特定地域で海面から3000メートル超の深さに生息する。
これらの生物は、海水の流れをろ過することにより養分を補給する多細胞タイプに分類される。しかし、これらのタイプは、例えば小さな甲殻類などといった他の水中生物の捕獲も行うことができる。
クイーンズランド博物館職員のメリック・エキンス博士によれば、これらの種は、グレートオーストラリア湾のこの地域でのみ発見されということで貴重であるという。この地域では深海の原油探索が計画されていた。
これらは南オーストラリアで見つかった初の肉食性の海綿動物であり、この発見により同国で確認された海綿種の総数は25種となった。