ミャンマーでクーデターか、軍がスー・チー氏を拘束=ロイター

© REUTERS / Jorge Silvaミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相 - Sputnik 日本, 1920, 01.02.2021
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ミャンマーで現地時間の1日早朝、アウン・サン・スー・チー国家顧問や与党の幹部が相次いで拘束された。与党の報道官による発表をもとにロイター通信が報じた。

与党の国民民主連盟(NLD)報道官はロイター通信の取材に対し、アウン・サン・スー・チー国家顧問(外相、大統領府相を兼任)やウィン・ミン大統領のほか与党の幹部が相次いで拘束されたことを明らかにした。報道官は自身もまた拘束される可能性が高いとしつつ、次のようにロイター通信にコメントした。

慌てずに行動してほしい、そのことを国民には伝えたい。また、法律に基づいて行動してほしい。

ミャンマーの国営テレビは技術的問題を理由に放送を中止しているほか、同国最大都市のヤンゴン市内ではインターネット通信にトラブルが発生している。さらに、ヤンゴン市役所の建物を軍の車両が包囲しているという。

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ミャンマーでは、2020年11月8日、5年に1度の総選挙が行われ、NLDが改選議席の8割以上を獲得して圧勝した。その一方、旧軍事政権の流れをくむ野党は大きく議席を減らした。この総選挙をめぐって、ミャンマー国軍は不正があったと訴え、政府や選挙管理委員会に対して対応を迫っていた。

1日には総選挙後初となる議会の開会が予定されており、国内外のメディアは国軍がクーデターを起こす可能性が高いと報じていた。国軍は先に発表していた声明の中で、民主主義の理念や2008年憲法を尊重し、法律の枠組みにおいて課題を遂行して現行の憲法を保護するとしていた。

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