英国の大学の数理生物学専門のバット・クリスチャン・イェイツ教授は、3つの値を自身の計算に活用した。その3つとは「感染者の体内のコロナウイルスの粒子量」と「1つの粒子のサイズ」、「サンプ選出時に実際に感染している者の『正しい』数」となる。この場合、同教授は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から研究資金の援助を受け創設した保健指標評価研究所のデータを活用したが、その数は300万人分となる。
またゲイツ氏は人体のコロナウイルス粒子の最大数を調べたが、それは感染後平均6日で約100億個であった。こうして、世界には現在、約200兆個のコロナウイルス粒子が存在することが判明した。粒子の直径は約100ナノメートル(人間の髪の毛の1000分の1)となる。イェイツ教授は1粒子の容積は52万3000立方ナノメートルとした。同教授はこの容積にすべての粒子の合計を掛けたところ、それは約120ミリリットルとなった! しかし、粒子は球体のため固めることは不可能であり、そのため、最終的に容積は約160ミリリットルということになった。
これは炭酸飲料の瓶の半分以下ということになる。
パンデミックがはじまって以来、これまで世界中では約1億900万人がコロナウイルスに感染し、うち約240万人が亡くなっている。 世界経済は深刻な打撃を受け、石油市場では否応なしに変化が求められ、これまで各国ではさまざまなレベルでの安全対策の遵守を必要としてる。そして予防接種の第1波が現在進行している。