在日米軍の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転や自衛隊基地の整備が計画されている馬毛島で、日本の防衛省は去年12月、同島周辺で海底の地盤強度を確認する海上ボーリング調査を実施した。
18日、防衛省は基地建設に向けて周囲の環境に与える影響を調査するための環境影響評価(アセスメント)の手続きを開始。鹿児島県知事や西之表市長らに対し、具体的な調査方法をまとめた方法書を送付した。
先月の市長選挙で建設計画への反対を訴えて再選した西之表市の八板俊輔市長は共同通信の取材に対し、「再三にわたって実施しないでほしいと伝えてきただけに、極めて遺憾だ」と述べた。
また、鹿児島県の塩田知事は18日の会見で「環境影響評価は計画への賛否と関係なく、住民からの質問に答えるために行うもの。住民からの質問に答えるために防衛省からしっかりと説明していただきたい」との考えを示した。
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