ウィーン医科大学の感染症専門医で、オーストリア感染症・熱帯医学協会の会長を務めるタールハンマー氏は「『スプートニクV』は、ロシアの短機関銃カラシニコフ自動小銃のようにシンプルで信頼性が高く、効果的だ」と述べた。
タールハンマー氏は、スプートニクVに関する「有望なデータ」が権威ある医学雑誌に掲載されたと指摘した。
今月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。