研究者らは、新型コロナウイルスの英国菌株に感染した5万4906人と、他の変種と診断された同規模の患者グループに関し、陽性反応が示された後の28日間の死亡率について比較を行なった。
2つのグループの共通点を最大限にするため、研究者は両グループの研究対象者を年齢と性別、民族性、およびその他の要因に沿って比較検討した。
その結果、研究者らは227の死亡事例が英国の菌株に関連し、141例がこの菌株以前のものであること、また、死亡リスクは平均で1.64倍高くなることを明らかにした。このことは同様に、検出された症例1000件に対し死亡率が2.5倍から最大4.1倍も高いことを意味している。
研究者らは、新型コロナウイルスは急速に変異する可能性があり、そのため、ワクチンに耐久性を持った新たな変種が発生する危険性が高いという結論に達した。