エイブラムス司令官は下院軍事委員会の公聴会で、「SLBMを発射できる基盤が公開されたという報告がない」と表明した。
またエイブラムス司令官は「北朝鮮はSLBMを『最も強力な兵器』と位置付けたが、北朝鮮がそのような兵器を保有していると断定することと、兵器だけでなく、発射基盤を保有していると認めることには大きな違いがある」としたうえで、「パレードで新しい軍事能力を公開するのは効果的な広報戦略だが、発射能力があることとは必ずしも一致しない」と語った。
北朝鮮当局は1月14日に行われた軍事パレードで潜水艦発射弾道ミサイルを公開した。昨年10月、北朝鮮は労働党創立75周年を記念して軍事パレードを実施した。このパレードでは、大型化が実現し、射程距離が伸びた可能性がある潜水艦発射弾道ミサイル「北極星4A」と、車輪数が11軸の移動式発射台に搭載された名称不明の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)が公開された。
これより前、米国の企業が、北朝鮮の核施設とみられる建造物の衛星写真を撮影した。専門家らは、新しい建造物の存在が判明したのを受け、そこでは建設が進められているとの見方を表した。
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