Android時代の終焉? グーグルが新OSの試験へ

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グーグル(Google LLC)はAndroidに替わるOS(オペレーションシステム)Fuchsiaベータ版をリリース予定。スマホやタブレットなどの膨大な数のデバイスを対象に開発されており、グーグルはほぼ5年を費やしている。

グーグルはこれより前、Fuchsiaのオープンソースコードを発表した。同社プロジェクトの公式サイトで入手可能だ。

間もなくグーグル社は、少なくとも2016年8月から取り組んでいるシークレットOSのテストを開始する予定。

Fuchsia開発の試験段階に先立ち、グーグル社内の専門家による内部テストが行われている。2020年末に始まり、その時点で内部試験が順調に終われば開発者用のプレ版が出ることが決まっていた。

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グーグルがFuchsiaを人気OSであるAndroidに完全に置き換わるものと見ているのかは現時点では不明。しかしFuchsiaが開発当初からスマートハウスや携帯デバイス、スマホ、PC、ノートブック、家電、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)など大変幅広いデバイスを対象にしていることは有名だ。

OS試験

グーグルは4年半にわたり新OSの詳細を隠し、情報漏洩を管理できている。そのためインターネット上には最低限の情報しか存在しない。例えばグーグルは2017年の時点ですでにFuchsia用のグラフィックインターフェイスを開発済みであった、などである。またFuchsiaはAndroidと異なり、ゼロから書かれたグーグル独自コアをベースとし、Zirconと呼ばれている。一方、2008年にアナウンスされたAndroidはLinuxコアがベースだ。

2019年5月、AndroidとChromeの担当責任者であるヒロシ・ロックヘイマー氏は、グーグルはFuchsiaをこの2つのOSの代替と見ていないと明かした。一方でその時点からほぼ2年が経過し、状況は変わっている可能性もある。Androidとの競合はシェルが似ていることだ。

Fuchsiaの新たな歴史

2019年5月から2020年12月までグーグルはFuchsiaについて何の詳細も明かしてこなかった。2020年12月初旬になりやっと、コロナ禍ではあるが開発は依然として継続されていると同社が認めた。同時にグーグルは当時の開発モデルに変更を加えた。それ以前はFuchsia開発にはグーグルの正規プログラマーしか関わってこなかったが、今後は外部開発者の参加もあり得るという。言い換えれば、2020年12月から本プロジェクトは大幅にオープン性を増したのだ。


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