いつ米国は世界にワクチン供給を開始するのかと記者から質問を受けたバイデン大統領は、「本当にもう間もなくだ」と回答した。
これは米国だけで解決するものではない……我々はこれを世界的に解決しなくてはならない……ウイルスの侵入を防ぐにはとても高い壁や塀を建てても駄目だ。
米国は自国民のワクチン接種を優先しており、自国の問題が解決され次第、他国へのワクチン供給を行うとしてきた。ただし、米国は一部の隣国からワクチンを「借りている」状況になっている。
米国では国民の3分の1にあたる、1億5000万人以上が1度目のワクチンを接種し、さらには国民の2割が2度目の接種も完了している。ホワイトハウスで行った会見でバイデン大統領はワクチン接種の有効性を強調しつつも、変異種の登場により新規感染者数も増回傾向にあるとし、「パンデミックは危険な状態にある」、「我々は依然として道半ばでさえない」と発言して警戒を呼び掛けた。