先に、赤十字社の代表は、7日夜にイスラエル警察との衝突がエスカレートし、暴動でパレスチナ人53人が負傷したと伝えた。イスラエル警察は警察官6人が負傷したと伝えていた。
赤十字社のFacebook上の投稿によると、アル=アクサー・モスク、シェイクジャラ地域、ダマスカス門での衝突で163人が負傷した。また、「83人がエルサレムの病院に運ばれ、残りは現場で手当を受けた」とされている。
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— Masjid al Aqsa (@firstqiblah) May 7, 2021
Major assault on worshippers at Masjid al-Aqsa on the 26th night of Ramadan#MasjidAlAqsa #Palestine #Jerusalem #AlQuds #HandsOffAlAqsa #AlAqsaUnderAttack pic.twitter.com/jXrgsJu70L
7日夜の暴動は、東エルサレムの神殿の丘の近くとシェイク・ジャラ地区で起こった。この地区では、イスラエルの裁判所の決定により、いくつかのパレスチナ人家族が立ち退きを命じられたため、抗議活動が1週間以上続いている。こうした背景から、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領は、東エルサレムでの暴動について協議するため安全保障理事会を要請するようパレスチナの国連代表に指示した。
1956年、ヨルダン政府は国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWAと協力して、エルサレムのシェイク・ジャラ地区に28家族を移住させることを決定したが、永久所有権は渡さなかった。
中東和平を担当する国連のトル・ウェネスランド特使は6日、東エルサレムの状況に懸念を表明し、イスラエルに「国際人道法上の義務に沿って、取り壊しと立ち退きをやめるように」と呼びかけた。
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