報道によれば、2010年のはじめ、男性はおよそ80ドル(約8800円)相当の1万ビットコインを購入した。当時、彼は大学生だったが、彼の友人らがUSBメモリーからパソコンへ暗号通貨の保管アドレスと一緒にデジタルキーを転送するよう説得を行なった。しかし、卒業後、ビットコインの所有者は自分の高収益な投資についてすっかり忘れてしまった。
4年後、仮想通貨の価格が高騰すると、男性はこの買い物について思い出し、中古パソコンを取りに母親のもとを訪れた。しかし、パソコンが以前から故障していたことから母親は機器を捨ててしまっていたことが判明した。
男性によれば、金持ちになる機会を逸したことで彼は深刻なトラウマを負ってしまったという。彼は毎日のように仮想通貨で億万長者になることができたのにと思い詰めてしまった。
男性は、幸福に暮らすことはできず、高騰するビットコインの価格が彼の鬱をいっそう酷くしていると語った。