尼崎市は2日夕方に緊急記者会見を開き、1日に市内の高齢者入所施設で職員への先行接種が行われたその際、40代から70代の計6人の職員に、誤ってワクチンを原液のまま注射するミスがあったと発表した。
発表によると、生理食塩水で5倍に希釈してワクチンを使用するところ、1人で接種にあたっていた看護師が誤って原液のまま6人に注射をした。
TBSニュースの報道によると同市では接種の際、看護師が2人体制でワクチンの確認を行うことになっているが、この施設では、1日は確認できていなかったとし、今後はチェックを徹底し、再発防止に努めるという。
ワクチンの供給元のファイザー社によると、原液のまま接種しても健康上の問題はないとしているが、市は今後1週間程度、接種を受けた職員6人の健康観察を続ける方針。