根岸さんは、合成することが難しかった構造が異なる有機化合物どうしを結び付ける「クロスカップリング」と呼ばれる反応の研究に取り組み、独自の化学合成の手法を発見。
2010年、北海道大学名誉教授の鈴木章さん(90)らとともにノーベル化学賞を受賞した。
#PurdueUniversity chemist Ei-ichi Negishi, who won a Nobel Prize in Chemistry for his work in creating a method to build complex organic molecules necessary for numerous purposes from pharmaceutical manufacturing to electronics, died Sunday. https://t.co/ujd6QPk2ZV
— Purdue University (@LifeAtPurdue) June 11, 2021
受賞後、根岸さんは米国に拠点を移し、研究を続けていた。
時事通信によると、パデュー大学のミッチ・ダニエルズ学長は、10日の声明で根岸さんについて「世界を変えた彼の発見とパデュー大教授として彼が(周囲の)人生に触れ、影響を与えたことに感謝する」と述べた。