米情報機関、「指向性エネルギー」攻撃でロシアを疑う

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 米国の情報機関は、外国に駐在していた米外交官らをめぐる複数の謎めいた事例について、ロシアを疑っている。複数の主張によると、外国に駐在していた米外交官らが、「指向性エネルギー」が使われた可能性がある謎の音響攻撃または別の攻撃にさらされた可能性がある。ワシントン・ポストが27日、消息筋を引用して報じた。

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同紙によると、米国の情報機関は現在、マイクロ波または別の形態の「指向性エネルギー」を使った可能性がある攻撃について、ロシアが行ったと疑っている。米政権高官はワシントン・ポストに「調査の新段階を背景に、すべてが正しく理解されていることを確認する必要がある」と語った。なお政府高官は、ロシアが攻撃したとする証拠は提示していない。

ポリティコ紙は5月、「指向性エネルギー」による攻撃の可能性がある事例について、これを調査している一部の米当局者は「ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)」が関与している可能性があると考えていると伝えた。同時に同紙は、「ロシア軍情報機関と指向性エネルギーをめぐる事例との間の関係」を裏付ける証拠は「ない」と報じた。

音響攻撃それともセミ?

キューバ中国に駐在する外交官、CIA職員、軍人がこの奇妙な症状を訴え始めたのは2016年のことだった。めまい、頭の中の騒音、振動感、吐き気、視力障害などが確認された。ハバナは、米外交官をめぐる事例への関与を繰り返し否定した。2017年10月、キューバの専門家たちも、米国はコオロギまたはセミの鳴き声を「音響攻撃」と勘違いした可能性があると発表した。

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