ボート競技が行われる東京湾の水上コースには、波を消し去るためのブイが5.6キロメートルにわたって設置されている。しかし、この装置に牡蠣が大量に付着し、水中に沈み始めてしまったのだ。
このためダイバーがブイを水中で、あるいは陸上に引き上げて洗浄することになった。BBCによると、合計14トンの牡蠣が回収され、この「修理」には128万ドル(約1億4000万円)がかかったという。
この牡蠣とは、日本の冬の味覚であるマガキ。この問題に取り組んできた東京都の担当者によると、回収した牡蠣は規制当局の検査が求められる可能性があるため、食用には用いないと答えている。
東京オリンピックは、7月23日から8月8日まで開催される予定。