金与正氏は「朝鮮半島に平和が訪れるためには、まず韓国に配備されている攻撃的な米国軍およびその軍備の撤退が求められる。米国軍が韓国駐留を続ける限り、朝鮮半島の情勢悪化の主な原因は決してなくならない」と述べた。
金与正氏はまた、北朝鮮は米国に「力には力を」「善には善を」の原則で対応していく方針を何度となく宣言してきたと語る。
また、10日から始まった米韓合同軍事演習を「正気の沙汰ではない」、さらに核戦争のリハーサルであると非難し、演習を強化する米国は当該地域の平和を壊していると強調した。
「合同演習は、我が国に対する米国の敵対政策を最も顕著な形で表すものであり、我が国を武力で抑え込み、我が国国民の安全を脅かし、朝鮮半島を危険な状態に追い込む自殺行為である。」
韓国メディアはこれより前、関係者の情報として米韓が今週、合同軍事演習に向けて準備を進めると報道した。合同軍事演習は8月16日から26日に予定され、実態演習ではなく司令本部のコンピュータシミュレーションを想定しているという。韓国側は演習の規模や日程について言及は避け、詳細は米国側と調整中であるとしている。
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