對馬容疑者は警視庁の調べに対し「たくさんの人を殺そうとしたが、最初の人以外、だれを殺そうとしたのかは覚えていない」と供述しているという。
警視庁によれば、再逮捕容疑は6日午後8時半ごろ、登戸(神奈川県川崎市)―祖師ケ谷大蔵(東京都世田谷区)間を走行していた快速急行の車内で、持っていた刃渡り約20センチの包丁で乗客の50代女性を切りつけ、殺害しようとした疑い。女性は腹に全治2週間のけがを負った。
女性は最初に襲われ重傷を負った女子大学生の向かいの席に座っており、逃げようとしたところ背後から刺されたという。
また捜査関係者によると、これまでの調べに対し同容疑者は「前のアルバイト先で女性に指示され、見下された気がした。幸せそうな人を見ると殺したいと思うようになった」とも供述しており、警視庁が詳しい経緯を調査している。