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オリンピックシーズン最初のテストスケート: 新記録を出したトルソワ、アクセルを復活させたコストルナヤ
オリンピックシーズン最初のテストスケート: 新記録を出したトルソワ、アクセルを復活させたコストルナヤ
Sputnik 日本
9月上旬、ロシアのフィギュアスケート選手のテストスケートがチェリャビンスクで行われた。選手たちは、2022年北京冬季オリンピックの代表選手の選考で使う新しいプログラムを披露した。 2021年9月18日, Sputnik 日本
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夢を叶えたアレクサンドラ・トルソワテストスケートでは審査員による評価は想定されていない。しかし、ロシアフィギュアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長はトルソワのフリーの後、彼女にスタンディングオベーションを送った。「ロシアのロケット」と呼ばれるトルソワが(女子シングルの中では)初めて5本の4回転ジャンプ成功させたからである。ゴルシコフ会長は「すぐには誰も超えられない素晴らしい成果です。アレクサンドラにはこの並外れたポテンシャルを失わないよう、頑張ってもらいたい。アレクサンドラの驚異的な成績がテストスケートだけでなく、オリンピックシーズンの主要大会でも見られるように願っている」と述べた。フリーで5本の4回転ジャンプを成功させることはトルソワの長年の夢だった。これまで、このような難しいプログラムは日本の羽生結弦、宇野昌磨など、男子にしかできなかった。4回転を6本成功させたのは世界選手権で3回の優勝をほこるアメリカのネイサン・チェン選手だけである。しかし今回、アレクサンドラ・トルソワもフィギュアスケートの歴史に名を残したのである。トゥトベリーゼ氏のフィギュアスケート選手たち:オリンピックに向けて全員準備万端トゥトベリーゼ氏のグループの他の女子選手もオリンピックシーズンに向けて調子が整っていると語るのは史上初の2度の世界ジュニアチャンピオンであるエレーナ・ラジオノワ氏だ。彼女は「アリョーナ・コストルナヤにとって昨年はイマイチなシーズンでしたが、その失敗が彼女を動かしました。オリンピックイヤーの今年は真剣に成績を狙っていく気持ちができており、テストスケートでも立派な演技をみせました。ついにトリプルアクセルを復活させましたし、シーズンが進むにつれてさらに調子を上げていくでしょう。カミラ・ワリエワの強みは、空気のような軽さのあるスケートがウルトラCの高難度のジャンプ要素が組み合わさっていることです。彼女のフリー『ボレロ』(トリプルアクセルのコンビネーションと複数の4回転ジャンプが入っている)は、とても印象的です」と話す。エリザベータ・トゥクタミシェワの最も困難な挑戦トゥトベリーゼ氏の教え子のほか、アレクセイ・ミーシンの教え子も北京オリンピックへの切符を狙っている。エリザベータ・トゥクタミシェワは最年長のオリンピック代表候補であり、そのため、北京冬季オリンピックの選考は彼女にとって非常に難しい挑戦となる。 しかし、トゥクタミシェワはまだ私たちを驚かせる可能性がある。なにしろ昨シーズン、ストックホルムで開催された世界選手権では銀メダルを獲得し、トゥトベリーゼのグループの若いスターたちと表彰台を争えることを証明したのである。紀平梨花はロシア人選手の最大のライバルオリンピックシーズンにロシア選手優勢に対抗できるのは誰かというと、まずは日本代表のナンバーワンである紀平梨花だとエレーナ・ラジオノワ氏は言う。「紀平は新しい世代のフィギュアスケート選手で最強の一人です。彼女はトリプルアクセルをはじめとするウルトラCの技を持っています。ですから、紀平が良い状態でオリンピックに臨むことができれば、ロシア人選手にとって間違いなく危険なライバルになるでしょう。」 紀平梨花は、このオリンピックシーズンはカナダ人コーチのブライアン・オーサー氏のもとで練習している。ブライアン・オーサー氏は羽生結弦をはじめとするオリンピック金目メダリストを育てることができるコーチとして知られていると専門家は指摘する。関連ニュース
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オリンピックシーズン最初のテストスケート: 新記録を出したトルソワ、アクセルを復活させたコストルナヤ
2021年9月18日, 21:59 (更新: 2021年9月20日, 19:14) 9月上旬、ロシアのフィギュアスケート選手のテストスケートがチェリャビンスクで行われた。選手たちは、2022年北京冬季オリンピックの代表選手の選考で使う新しいプログラムを披露した。
テストスケートでは審査員による評価は想定されていない。しかし、ロシア
フィギュアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長はトルソワのフリーの後、彼女にスタンディングオベーションを送った。「ロシアのロケット」と呼ばれるトルソワが(女子シングルの中では)初めて
5本の4回転ジャンプ成功させたからである。ゴルシコフ会長は「すぐには誰も超えられない素晴らしい成果です。アレクサンドラにはこの並外れたポテンシャルを失わないよう、頑張ってもらいたい。アレクサンドラの驚異的な成績がテストスケートだけでなく、オリンピックシーズンの主要大会でも見られるように願っている」と述べた。
フリーで5本の4回転ジャンプを成功させることはトルソワの長年の夢だった。これまで、このような難しいプログラムは日本の羽生結弦、宇野昌磨など、男子にしかできなかった。4回転を6本成功させたのは世界選手権で3回の優勝をほこるアメリカのネイサン・チェン選手だけである。しかし今回、アレクサンドラ・トルソワもフィギュアスケートの歴史に名を残したのである。
トゥトベリーゼ氏のフィギュアスケート選手たち:オリンピックに向けて全員準備万端
トゥトベリーゼ氏のグループの他の女子選手もオリンピックシーズンに向けて調子が整っていると語るのは史上初の2度の世界ジュニアチャンピオンであるエレーナ・ラジオノワ氏だ。彼女は「アリョーナ・コストルナヤにとって昨年はイマイチなシーズンでしたが、その失敗が彼女を動かしました。オリンピックイヤーの今年は真剣に成績を狙っていく気持ちができており、テストスケートでも立派な演技をみせました。ついにトリプルアクセルを復活させましたし、シーズンが進むにつれてさらに調子を上げていくでしょう。カミラ・ワリエワの強みは、空気のような軽さのあるスケートがウルトラCの高難度のジャンプ要素が組み合わさっていることです。彼女のフリー『ボレロ』(トリプルアクセルのコンビネーションと複数の4回転ジャンプが入っている)は、とても印象的です」と話す。
トゥトベリーゼ氏の教え子のほか、アレクセイ・ミーシンの教え子も北京オリンピックへの切符を狙っている。エリザベータ・トゥクタミシェワは最年長のオリンピック代表候補であり、そのため、北京冬季オリンピックの選考は彼女にとって非常に難しい挑戦となる。
しかし、トゥクタミシェワはまだ私たちを驚かせる可能性がある。なにしろ昨シーズン、ストックホルムで開催された世界選手権では銀メダルを獲得し、トゥトベリーゼのグループの若いスターたちと表彰台を争えることを証明したのである。
オリンピックシーズンにロシア選手優勢に対抗できるのは誰かというと、まずは日本代表のナンバーワンである紀平梨花だとエレーナ・ラジオノワ氏は言う。「紀平は新しい世代のフィギュアスケート選手で最強の一人です。彼女はトリプルアクセルをはじめとするウルトラCの技を持っています。ですから、紀平が良い状態でオリンピックに臨むことができれば、ロシア人選手にとって間違いなく危険なライバルになるでしょう。」
紀平梨花は、このオリンピックシーズンはカナダ人コーチのブライアン・オーサー氏のもとで練習している。ブライアン・オーサー氏は羽生結弦をはじめとするオリンピック金目メダリストを育てることができるコーチとして知られていると専門家は指摘する。