前澤友作さん 、ロシアの宇宙飛行士訓練センターで会見「全てが楽しい!宇宙でやりたいこと100個ある」

© REUTERS / Space Adventuresモスクワ郊外で無重力飛行の訓練をする前澤友作氏
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14日、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターで、「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作さんが、前澤さんの関連会社役員の平野陽三さん、ロシア国営宇宙企業・ロスコスモスのアレクサンドル・ミスルキン宇宙飛行士とともに記者会見を行った。3人は12月8日、ロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に飛び立つ。前澤さんはISSに滞在する初の民間の日本人となる。
宇宙への出発まであと2か月を切った心境について、前澤さんは「日が迫ることにワクワクするばかりで、怖さや不安は今のところありません。それもコマンダーのミスルキンさんの手厚いサポートと、ソユーズ宇宙船の安全性を信頼しているからです」とリラックスした表情で話した。
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ロスコスモスは、宇宙旅行を手がけるスペース・アドベンチャーズ社と2001年から協力関係にあるため、前澤さんたちの訓練場所は、ロシアになったというわけだ。前澤さんがロシアで気に入っている食べ物はシーフードで、特に海老が美味しくてお気に入りだそうだ。
すでに宇宙服のフィッティングをすませた前澤さん。様々な機能を備えていながらも一切の無駄がない宇宙服について関心した様子だった。宇宙服を着て行う訓練はとても暑くて大変だが、前澤さんにとっては全ての訓練が楽しいと言う。特に印象に残っているのは無重力訓練だ。
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ミスルキン宇宙飛行士は、船長として、プロの宇宙飛行士ではない2人と共に飛行を行うというミッションをこなす。短い時間で2人を準備状態にするため、船長自身の仕事量も通常の2倍はある。会見が行われた日の訓練は、特に厳しいものだった。ミスルキン氏は「今日のような(厳しい)訓練を行うことで、乗組員を信頼できるか、それとも自分をあてにするしかないのか、見極めることができます。2人はとても一生懸命訓練しています。良いクルーに恵まれました」と、2人の努力を評価した。
前澤さんは、宇宙でやりたいことを100個ほど準備していると明かした。そのうち一つは、ミスルキン宇宙飛行士とバトミントンをすることだ。実はミスルキン氏、バドミントンの腕前はプロ級である。
前澤さんは、この貴重な体験をシェアすることは、自身の責任でもあると考えている。自身のSNSで、民間人ならではの視点で見た宇宙や、ロシアの素晴らしさなど、様々なことをもれなく世界に発信していくつもりだ。
「日本の民間人として初めてISSに行くのはとても光栄なこと。(このプロジェクトに関わっている)すべての皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、無事に行って、帰ってきたいです。」
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