車両内で起きた恐ろしい襲撃事件

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車両内で起きた恐ろしい襲撃事件 - Sputnik 日本, 1920, 02.11.2021
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10月31日、東京の京王線の車内で24歳の男が刃物を持って乗客に切りかかり、油をまいて放火した。17人の重軽傷者を出した、この恐ろしい事件を世界中のマスコミが報じている。車両の乗客を狙う残酷な犯罪は全世界で定期的に起きている。スプートニクは列車内で起きた、最も恐ろしい犯罪を振り返った。

東京で刺殺 「幸せそうな女性を殺したかった」

日本ではつい先日にも電車内で人が襲われる事件が起きている。8月上旬、東京都内の電車内で乗客を狙った刺殺事件が発生し、9名が負傷した。36歳の犯人は当初、逃走に成功したが、その後、自ら警察に出頭し、「幸せそうに見える女性を殺したいと感じた。誰でもいいから、とにかく一人でも多くの人を殺したかった」と供述している。

スイスを通過中の車内で放火

2016年8月、スイスのザンクト・ガレン州サレス付近を通過中の車内で刃物で武装した27歳の男が乗客に襲い掛かった。男は可燃性の液体をまいて放火し、これにより6歳の児童をはじめとする7人が重軽傷を負った。犯人自身も怪我を負い、病院に搬入されている。

アフガン移民が信心なき者らに復讐

2016年7月、独バイエルン州のローカル列車の車内で、斧とナイフを手にした若い男が「アッラーフ、アクバル!(神は最も偉大である)」と叫んで乗客に襲い掛かり、数名に重傷を負わせた。警察の調べで犯人はアフガニスタン出身の17歳の未成年者で、大人の同伴なしにドイツに移民したことが明らかになった。事件後、しばらくして「ダーイシュ」(イスラム国、ISIS、ロシアでその活動が禁止)が犯行声明を出している。家宅捜査で男の所持品の中から「ダーイシュ」とのかかわりを示す資料と、その印を手縫いで刺繍した旗が見つかった。

負傷しながら乗客を守った米兵

2015年8月、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスの車内で武装した男が発砲した。事件が起きたのは列車がフランス北東部アラス市付近に差し掛かった時で、25歳のモロッコ出身の男が9発の弾丸を詰めたカラシニコフ銃でテロを決行しようとしたが、車両に居合わせた2人の米兵に取り押さえられた。米兵は犯人を取り押さえる際に自身が重傷を負ったが、警察が現場に到着する前に犯人から銃を奪い、テロを未然に防ぐことができた。

モスクワ発ドゥシャンベ行列車に襲撃

2015年10月、ロシアからタジキスタンに向かう列車がロシア領内のある駅に停車した際に集団の襲撃を受けた。20人ほどの集団がある車両に向かって投石を開始したため、車両の窓ガラスが割れ、乗客数人が軽傷を負った。タジキスタン政府はこの事件をロシア人がタジク人労働者に対して抱く嫌悪感の現れと抗議したが、ロシア警察は襲撃に他民族への排他的な意図はなく、暴徒的な犯行と位置付けている。
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