生誕200周年を記念してドキュメンタリーシリーズ『ドストエフスキーによる福音書』がロシアで8日から放送開始、4日連続

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フョードル・ドストエフスキー - Sputnik 日本, 1920, 05.11.2021
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ドストエフスキーの生誕200周年に合わせ、ドキュメンタリーシリーズ『ドストエフスキーによる福音書』(4部作)が2021年11月8日からロシアのテレビ局「クリトゥーラ(文化)」で放送開始される。このシリーズはモスクワ総主教府のヴォロコラムスキー・イラリオン府主教による著書『ドストエフスキーによる福音書』を元にしている。イラリオン府主教はシリーズの中で司会も務めている。
8日の初回は『罪と罰』と題され、ドストエフスキーの幼少時代と青年時代がテーマとなる。批評家ヴィッサリオン・ベリンスキーの影響を受けて社会主義思想に染まり、この出会いが危うく命取りとなる過程が描かれている。死刑宣告が流刑に減刑されたドストエフスキーはトボリスクの監獄に到着し、そこで心を痛める女性から新約福音書を与えられる。イラリオン府主教は次のようにコメントしている。
流刑の間も、その後もドストエフスキーがこの本を手放すことはありませんでした。これは単なる座右の書ではなく、人生そのものとなったのです。福音書がその創作と生涯に与えた大きな影響を知ることなくドストエフスキーを理解することはできません。
ドキュメンタリーシリーズは「クリトゥーラ」チャンネルで8日から11日まで毎日放送される。第2回は『白痴』、第3回は『悪霊』、そして第4回は『カラマーゾフの兄弟』がテーマとなっている。
フョードル・ドストエフスキー - Sputnik 日本, 1920, 04.11.2021
ドストエフスキー生誕200周年 なぜ日本でこれほど愛されているのか?
ドキュメンタリーはドストエフスキーやその登場人物と縁のある場所で撮影された。具体的にはモスクワ、サンクト・ペテルブルグ、パブロフスク、トボリスク、トヴェリ、ジュネーヴ、スタラヤ・ルーサ、オプチナ修道院が撮影場所となった。
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