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新型コロナウイルス
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ワクチン「スプートニク」はオミクロン株から保護し、万能な追加接種用ワクチンとして優れている=トップクラスの専門家

© REUTERS / DADO RUVICest tubes are seen in front of a displayed Sputnik V logo in this illustration taken, May 21, 2021.
est tubes are seen in front of a displayed Sputnik V logo in this illustration taken, May 21, 2021. - Sputnik 日本, 1920, 27.01.2022
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アルゼンチン、フランス、米国の感染症及びワクチン分野のトップクラスの専門家は、ロシア製新型コロナウイルスワクチン「スプートニク」及び、最近イタリアで実施された「スプートニク」に関する研究結果を高く評価した。イタリアの研究では、他の新型コロナウイルスワクチンと比較して、「スプートニクV」が変異株「オミクロン株」に対して最も高い効果を有しているとの結果が示された。
アルゼンチンのコルドバ大学の感染症の専門家、ウゴ・ピッツィ氏は、イタリアの首都ローマの研究所で最近実施された「スプートニクV」とファイザー社製新型コロナウイルスワクチンに関する伊露共同研究結果について、希望のもてるものだと考えている。研究結果では、「スプートニクV」のオミクロン株に対する効果はファイザーよりも2.1倍高いことが示された。
「コルドバ大学では、公表されたマナウス株(ガンマ株)やデルタ株などの他の変異株に関する複数の研究でワクチンの高い効果が確認された。そのため、研究が示しているように、オミクロン株に対する有効性も高いことは、私にとって驚きではない。」

はるかに強力な防御

ワクチン分野における米国のトップクラスの専門家、ヒルデグンド・エルトル教授によると、「アデノウイルスベクターによる抗原の発現は、mRNAよりもはるかに長く、抗体を産生する耐性細胞の刺激を促す」。

元の『野生型』ウイルスに対する抗体価は、『スプートニクV』の接種後6カ月間安定していたが、mRNAワクチンの接種後は約10分の1に減少した。これは2つのプロトタイプワクチンの生物学の違いを反映している可能性がある。

昨年米食品医薬品局(FDA)に提出されたファイザー社のデータによると、同社製ワクチンの接種による予防効果は、接種完了から6カ月の間に43%まで低下している。

万能な追加接種(ブースター)

フランスの免疫学者で研究者のセシル・チェルキンスキ氏も、イタリアのローマにあるスパランツァーニ国立感染症研究所の研究結果を歓迎した。同氏によると「『スプートニク・ライト』(1回接種型)を含むmix&matchと呼ばれる混合追加接種」は、感染力が強いとされるオミクロン株や中和抗体への抵抗性と関連している「変異株に対して効果的」だという。
1回接種型の「スプートニク・ライト」は30カ国以上で承認されており、そこにはブースター用ワクチンとしての使用も含まれる。2回接種型の「スプートニクV」は71ヵ国で承認されており、その総人口は40億人を上回る。
mRNAテクノロジーを使用しているファイザー社やモデルナ社のワクチンとは異なり、「スプートニクV」と「スプートニク・ライト」は30年前から存在しているヒトアデノウイルスベクタープラットフォームを使って開発された。
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