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ワリエワをめぐる状況:誤解それとも挑発?
ワリエワをめぐる状況:誤解それとも挑発?
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北京冬季五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式が延期されたのは、ロシアのカミラ・ワリエワ(15)のドーピング検査が関係している可能性があるという報道は、まさに青天の霹靂だった。 2022年2月10日, Sputnik 日本
2022-02-10T08:19+0900
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フィギュア特集
カミラ・ワリエワ
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フィギュアスケート団体でロシアは金メダルを獲得し、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の両方で1位になった若きワリエワは、チームの優勝に大きく貢献した。専門家たちはワリエワの結果を高く評価し、そのスケーティングは驚嘆に値すると指摘し、手放して褒めたたえている。しかし突然、ワリエワにとって初の五輪は、功労によって得られた祭典ではなく、非難とマスコミの大騒ぎを伴う悪夢に変わった。「スプートニク」は、世界ジュニア選手権で史上初の2連覇を達成したエレーナ・ラジオノワ選手を育てたフィギュアスケートコーチ、インナ・ゴンチャレンコ氏に、状況についてコメントを依頼した。ゴンチャレンコ氏は、国際スケート連盟(ISU)は公式情報を発表していないため結論を出すのは時期尚早だとし、次のように語った。またゴンチャレンコ氏は、マスコミのこのようなネガティブな情報の大きな波が未成年の選手に関係しているときは特に悲しいと指摘し、次のようにコメントした。ドーピングに関する情報が確認されなくても、この状況はロシアのフィギュアスケート選手たちだけでなく、ロシア代表チーム全体の精神状態にも影響するだろう。たとえそれがどんなものであれ、ISUまたは国際オリンピック委員会(IOC)から、近いうちに正式なコメントが発表さことを願うばかりだ…関連ニュース
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北京, 五輪, フィギュアスケート, ロシア
ワリエワをめぐる状況:誤解それとも挑発?
2022年2月10日, 08:19 (更新: 2022年4月27日, 22:55) 北京冬季五輪フィギュアスケート団体のメダル授与式が延期されたのは、ロシアのカミラ・ワリエワ(15)のドーピング検査が関係している可能性があるという報道は、まさに青天の霹靂だった。
フィギュアスケート団体でロシアは金メダルを獲得し、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の両方で1位になった若きワリエワは、チームの優勝に大きく貢献した。専門家たちはワリエワの結果を高く評価し、そのスケーティングは驚嘆に値すると指摘し、手放して褒めたたえている。
しかし突然、ワリエワにとって初の五輪は、功労によって得られた祭典ではなく、非難とマスコミの大騒ぎを伴う悪夢に変わった。
「スプートニク」は、世界ジュニア選手権で史上初の2連覇を達成したエレーナ・ラジオノワ選手を育てたフィギュアスケートコーチ、インナ・ゴンチャレンコ氏に、状況についてコメントを依頼した。ゴンチャレンコ氏は、国際スケート連盟(ISU)は公式情報を発表していないため結論を出すのは時期尚早だとし、次のように語った。
いまのところ、未確認情報筋から得られているのは、彼女(ワリエワ選手)の12月のサンプルからなんらかの微量投与が見つかり、なんの物質かわからない、という非常に矛盾した情報のみです。いま世界では新型コロナウイルスが流行しています。
選手たちは普通の人間で、病気にもなります。なんらかの頭痛薬を飲み、その微量投与がなんらかの物質と誤認されたのかもしれません。代表チームの関係者やドクターなどがいます。ですから、専門家たちが落ち着いてこの状況に対処し、すべてが悪夢として消え去ることを願っています。なぜなら彼らは、フィギュアスケートではドーピングが役に立たないことを理解しているからです。まだ私たちは皆、ショックを受けています。状況が非常に不快だからです。
またゴンチャレンコ氏は、マスコミのこのようなネガティブな情報の大きな波が未成年の選手に関係しているときは特に悲しいと指摘し、次のようにコメントした。
これは許されることではなく、倫理的でもありません。次の情報が、この少女のドーピング検査の際に偶然のミスが起こったというものであっても、私は驚きません。
ですが、そのような誤解や疑いの眼差しを向けられた後、選手たちが『洗われてきれいになる』までには非常に長い時間がかかることがあります。つまり、いやな後味が残るのです。ですから、何もないところに急いでセンセーションを起こすために、メディアがこの情報を急いで取り上げるのは非常に残念です。またワリエワは、稀有な選手であり、その演技は氷上の傑作のように見えます。まさにそのため、関係者は、今のところはある種の挑発のように思えるこの状況を、できるだけ早く解明しなければなりません。
ドーピングに関する情報が確認されなくても、この状況はロシアのフィギュアスケート選手たちだけでなく、ロシア代表チーム全体の精神状態にも影響するだろう。たとえそれがどんなものであれ、ISUまたは国際オリンピック委員会(IOC)から、近いうちに正式なコメントが発表さことを願うばかりだ…