次期中国共産党大会 習近平氏を待つのは偉大な指導者の称号と3期目選出

© AP Photo / Selim Chtayti習近平
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2022年10月16日開催の第20回中国共産党大会で、習近平氏が3期目の国家主席に就任し、「偉大なる指導者」の称号を授与されるとの見方がある。中国国営メディアを引用して、ガーディアン紙が報じた。報道によれば、「偉大なる指導者」という称号が最後に使われたのは毛沢東主席以来となる。
第20回党大会には、全国から約2300人の代表が出席する。大会では、約200名の新しい党中央委員会の選出が行われる。しかし、ガーディアン紙によると、本大会の主な任務は、習主席の再選にある。習近平氏が3 期目に選出された場合、彼はこの数十年で最も影響力のある中国の指導者になる。多くの問題を抱えている中国にとって、中央政府の強化は大変重要な課題だ、と同紙は指摘する。報道によれば、その理由は、厳しい対中国規制によって引き起こされた経済の低迷や、米国との関係悪化、台湾をめぐる緊張の高まりにあり、そうしたことを背景に、大会の代表者は習主席を3期目に再選出する可能性が高いという。
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ガーディアン紙の報道では、アナリストらは、今回の党大会でサプライズが起こるとは考えていないという。
同紙は、シンガポール国立大学の中国政治専門家、アルフレッド・ウー・ムルアン氏を引用し、「多くの人は、習近平氏が3期目に選出されると知っても、驚かないだろう。これはすでに長い間、当局が舞台裏で議論してきたことだと思う」と報じた。さらに、「人民日報」などの党宣伝機関がすでに習主席を指して「人民の指導者」という言葉を使い始めていることから、大会ではこれまで毛沢東主席にしか使われたことのない「偉大なる指導者」の称号が習主席に与えられる可能性が高いと同紙は指摘する。
通信社「スプートニク」は以前、中国共産党大会が同国においてどのような役割を果たし、同党の次期第20回大会ではどのような決定が下されるかについて報じている。
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