英国の水族館で生き物が安楽死させられるおそれ エネルギー危機で

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英サウスエンド・オン・シーにある水族館シーライフ (Sealife)のオーナー、フィリップ・ミラー氏は、英テレビチャンネルITV のインタビューで、電気料金が値上がりし続けた場合、生き物を安楽死させることになると語った。 
ミラー氏によると、電気料金の記録的な値上がりを考慮した場合、生き物の飼育にかかる費用は年間75万ポンド (約1億2400万円)。ミラー氏は、同氏の水族館で暮らしているすべての生物はさまざまな種に属しており、常に暖かい環境を必要とする生き物もいれば、24時間にわたって冷たい環境を必要とする生物もいるほか、さらに、それぞれの生き物に新鮮で質の高い食事を提供する必要があるが、現在の電気料金は非常に高く、電気代を支払うことができないと説明した。ミラー氏は「すべての生き物を安楽死させることになるか、または引き取り先を探さなければならない」と述べた。同氏によると、英国の他の水族館や動物園なども同じ状況だという。
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ITVは、エネルギー危機の中では、膨大な電気料金によって多くの私立水族館のオーナーが生き物を飼育できない状態に陥る可能性があると報じている。以前、水槽の水温管理にかかる電気代は全体の約2%だったが、現在は18%を超えており、賃貸料さえも上回っているという。また餌代も高騰しており、インフレの高まりとともに値上がりしている。ITVは、したがって、英国の私立動物園の生き物には現実的な死が迫っていると報じている。
先に、英国のテレビ番組は、その1等賞が電気料金の支払いという宝くじをスタートさせた。
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